笑福亭生寿が優勝、桂二葉は2年連続準V~第8回若手噺家GP決勝戦
上方の若手落語家の登竜門のひとつ「第8回上方落語若手噺家グランプリ」(アーツサポート関西助成)の決勝戦が23日夜、天満天神繁昌亭で開かれ、「秋刀魚芝居」を演じた笑福亭生寿さんが優勝しました。生寿さんには賞金20万円と副賞が贈られたほか、天満天神繁昌亭・神戸新開地喜楽館昼席の優先出演権を獲得しました。準優勝は「がまの油」の桂二葉さん。
今回は、上方落語協会に所属する2004~2018年入門のうち、40名が参加。6月に開かれた予選会の上位9名のうち、体調不良で欠場した月亭希遊さんを除く8名がこの日の決勝戦に駒を進めました。優勝した生寿さんは入門以来、これが初めてのタイトルだそう。「うれしい。江戸落語のようにスターがいないと言われて久しいが、腕は負けていない。皆さんの応援をお願いします」。2年連続準優勝の二葉さんは「新作の人が勝つかなと思ったので、2位はラッキー…いや、悔しいかな」と複雑な胸中をのぞかせていました。